今日、の姿が執務室にない。昨日も午後からいなくなっていた。その前の日は就業時間の三時間前にいなくなっていた。おい、俺の前で堂々とサボるなんていい度胸じゃないか?しかも松本ばりにサボるのが上手くなってるってどういうことだよ、あぁ?あいつに何か手解きしたんじゃねぇだろうな。俺は震える拳を一生懸命に抑えた(そうしねぇと墨が書類に散ってしまう)



「…もう堪忍袋の緒が切れたぞ。」



何だかんだ言ってここ一週間ほどサボらなかったことがない。一時間ならまだ許す、二時間三時間、ましてや今日みたいに朝からサボろうなんぞ言語道断だ!俺は苛立ちのゲージを最大まで上げてしまったため、筆を机に置いて探しに行くことにした。珍しくまともに仕事をしている松本に強く強く念押しをした(今日サボったら残業プラス減給だと)これでこいつがサボることはねぇだろう、少なくとも今日は。



「ったく、霊圧抑えてる上に隠すのまでうめぇ。」



右耳につけている霊圧制御ピアス(浦原喜助製作)と自身がつい最近まで現世で過ごしていて霊圧を抑えることがこれでもかというほど上手いお陰で探す方は大変だ。だからこそ、時間が惜しい俺は少々のサボりは大目に見てたわけだが、今日という今日は許さねぇぞ。俺は全神経を集中して(それこそメノスと戦うくらい)の霊圧を探った。時間はかかったが、ようやく微かなの霊圧を探ることができた。



「…隊長。」

「んだよ、仕事しろ松本。」



悪戦苦闘の末、を執務室に戻した。しかもキツイ罰を与えてやった。堪忍袋の緒が切れた俺がそう易々こいつを許すわけがない。調子に乗せるとタチが悪い他ないからな、こいつは。そんな罰を受けたを見て、松本が物凄く哀れみの目をに向けている。言いたいことは分かる。だが、俺だって許せるか。ちょろちょろちょろちょろどっか行きやがって。その間に阿散井とか斑目とか檜佐木とか、珍しいが朽木とかも。あいつらと何か食べに行ったり出かけたりしてることを俺は知ってる。が、別に俺はそれに腹をたてているわけじゃねぇ。断じて、そこに腹をたてているわけじゃねぇ!



ちゃん、あまりにも辛そうなんですけど…。」

「そりゃそうだろ、何でも命の次に大事なものだしな。」



毎日毎日飽きずに家(俺の)に帰った後も丁寧に磨いたり微調整したりしてる。細かいことまでキッチリとな。本当、馬鹿なのかアホなのか天才なのか器用なのか不器用なのか分かりゃしねぇ。しかも、命の次に自分お手製の拳銃が大切ってどうだよ(確かに虚昇華も可能な優れものだが)は執務室の真ん中で未だふてくされている。一日没収したくらいでこのガキみたいな態度はどうだよ。って…。松本は次の瞬間、目を見開いた。そして、俺を見る。



「もぉ、隊長どうするんですか、ちゃんついには泣いちゃったじゃないですか!」

「たまにはいいんじゃねぇか、俺泣き顔嫌いじゃねぇし。」











ストレスをあたえてはいけません
松本は苦い笑いを浮かべて、それから溜息をついた。












コメント

意地悪隊長、むしろサ…。
ストレスで泣き始めたヘタレ夢主。
親御気分の乱菊さん。
見事に凸凹な十番隊上位実力者。
あ、夢主喋ってない!