ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい!あたしって、とっても大事なことを忘れていました!ほんっと、謝ります、謝り倒します、ごめんなさい!
半ば錯乱中のあたしは、朝起きてから必死で誰に言うでもなく謝り倒していた(いうならば、神様ってとこかも)今日12月11日であります。幼馴染の阿部隆也の誕生日!隆也とあたしは毎年プレゼントをあげてたりする。去年もあたしが欲しがってたものをくれた(言ってないのに何で分かったんだろう)



「おーす。」

「お、はよ。」



プレゼントになるものなんてなくって、朝早いから何かお菓子を作れるわけもなし。結局は何も用意できずに学校へ出発したあたしだったりする。このまま黙っておけば、スルーできるかなぁ?今日の夕方部活をサボって何か買いに行って、明日"昨日渡すの忘れてたー"なんて…いや、それはヤだ。忘れてましたって白状するのよりもタチが悪い(それにぜったい隆也にバレるし)あたしはモンモンしながら隆也と学校に向かう。



「どうしたんだよ。」

「…え、いや、えーっと。」



挙動不審もいいところだ。あたしはどことなく心配そうな顔をしている隆也を見た(口は悪いところもあるけど、隆也は優しいんだよ、ちゃんと)正直に、話すか。黙っておくか。でも、バカがつくほどな正直者、と友達にも言われているあたしが黙っておけるわけがない。あたしは腹をくくって口を開く。



「お、誕生日おめでとう。」

「おぉ、サンキュ。」

「それでね…。」



プレゼント、ないんですよ。とはすぐには言えなかった。隆也は物をねだるような人じゃないけど、もしかしたら、楽しみにしてくれているのかもしれない。どう告げるべきか。ストレートに忘れてました、なんて言ったらやっぱり寂しいよね(だって、あたしだったら寂しいもん)よぅし、こうなったら。



「プレゼントはあたしの愛…なんてー?」



古いギャグで一度雰囲気を…と、思っていたんだけど。苦笑いするあたしをよそに、隆也は一瞬の間の後に何やらその場にしゃがみこんでしまった。どうしたの、お腹痛い?あたしが変なこと言ったから頭痛くなっちゃった?あたしはオロオロしてしまう。隆也は顔をおおっていた手を放すと、ゆっくりと立ち上がる。



「それ、マジ!?」



え。それって、どういう反応ですか?え、え、え?隆也はほのかに顔を赤く染めて、それでも真っ直ぐにあたしを見ている。いや、そんな目で見られちゃうと、ちょっと…グラグラくる…って、何がグラグラくるんだろうか(あたしの思考回路ショート寸前)隆也は一歩前に踏み出して、あたしの肩をぐっと持った。



「むしろ、お前が欲しい!

「うぇ、え、え、えぇぇぇ!」












(マジ?)(マジ!)((ヤバイ、グラグラきちゃった!))



HAPPY BIRTHDAY TAKAYA !



コメント

ハピバ、阿部くん!
幼馴染が書きやすい今日この頃。
むしろ最近は幼馴染しか書いてないかも?
短いですが、書きたかったネタを使ってみました。
お前が欲しい!は三橋くんがほしい?→ほしい!の感じで。
…個人の希望ですが。

一応フリー夢話です。
万が一でももらったげるって方がいましたらどうぞ!