いきなりですが告白します!あたしは、阿部隆也クンが苦手です。だって、何考えてるのか分からないし、ニコリとも笑わないし。話しかけても素っ気無いし(あたしと阿部くんは同じクラスですが)そんなあたしは、今、阿部くんと裏庭で対面していたりします。まるで告白現場!って、いうか、告白現場です前述とは違う意味の。まるでも何もない! 「す、好きです。」 それにしては、テンションが低い告白ですが(だってこれ、罰ゲームの告白なんだもん、最低でごめんなさい!)あたしだってこんな理不尽で傍迷惑な告白なんかしたくないです。あたしがされたらメッチャ腹立たしいし。だから、とりあえずは罵声を浴びせられるのを覚悟で行っています(ってか、これを命じたを恨みます、末代まで!)阿部くんはあたしの言葉に驚いたような顔をした。そら、驚くでしょう、あたし、阿部くんのことをできるだけ避けていたのですよ。 「え…が…?」 予想外の反応にあたしはちょっとビックリしました。勝手な想像ではありますが、俺は好きじゃねーよ、とか言われるのを予想していました(ごめんなさい、阿部くん!)阿部くんは少し照れているのか、それっきり喋らなくなってしまい、ほのかに赤くなった頬をかいています。え、あの、君は本当に阿部隆也くんですか?あたしまで照れくさくなってしまい、自分の頬に熱が集中していくのが分かりました(いや、ちょっと待って、本当に予想外なんですけど!) 「阿部、くん?」 「…マジ嬉しい。」 「え?」 「って、俺のこと避けてたから。」 顔を上げてくれたかと思うと、あたしの視界にはいったのは、阿部くんのはにかんだような笑顔でした。これも予想外、これこそ予想外!あたしは何だか胸がキュンとしたような感覚に襲われてしまいました。ドキドキしてるのは、たぶん、きっと、いや、ぜったい間違いじゃないですよ、ね?不意に握られた手。目と目が合って、ますますドキドキしてしまいます。ヤバイ、これってトキメキってやつですか?胸がドキドキです。阿部くん見てたら動悸が…! 「ま、待って!」 あたしの突然の言葉に、阿部くんはまた驚いたような顔を浮かべました。やっぱやめる、とかそういう類の言葉を言うんじゃなくて…。 「好き、です!」 何でもう一回言うの?と阿部くんは言ったけど、仕切り直しをさせてもらったのは…あたしが罰ゲームとかじゃなくて、ウソじゃなくて、本当に阿部隆也くんが好きになってしまったからです(ある意味一目惚れよりも凄い瞬間!)阿部くんは苦笑すると(罰ゲームのことを知らないから)あたしの手を握り直して、またはにかんだような笑顔を浮かべました(この笑顔、反則!) 「俺も、が好きだ。」 |