
1月26日 PM00:30 高瀬準太。男。性格はお人好しで優しくて、でも本当は男らしいところがあったりする人(利央サンをいじめるのが好きなところからして、エスもちょっぴりあると思う!)容姿は整っていて、カッコイイ…ふふふふふっ(あ、思わず怪しい笑いをしてしまった)得意なことは野球で、ピッチャーとしての腕は◎だよ。投げてるところなんて、ものすーっごくカッコイイんだから、ふふ(また怪しい笑いをしてしまった)普通にしていても、もちろんカッコイイ!あー、もー、私ってば幸せものだなぁ…イテッ! 「…あ、ごめん、ムカついたから叩いた。」 「…ひどいです、サン。」 幸せに浸っていたというのに、なんてこった!私は教科書で叩かれた頭を優しく撫で撫でしてあげた(自分の頭だけど)突然の衝撃に落としてしまったものを拾い上げる。ホコリがついたらどうしてくれるんだ、め!紺色にホコリがついていないか、じーっと見る(どうやらついていないみたい) 「それ、間に合うの?」 「間に合わせるの!」 それ、とはこの紺色の物体のことだ。私、高瀬は初めて編み物なるものに挑戦していたりする。マフラー!もうすぐ2月2日で、準太の誕生日になる。私も偶然にも同じ誕生日なんだけど。準太は22歳になるわけだ、大人!なにかいいものはないだろうか、と考えてみたけど、手作りのケーキに手作りのマフラーなんてベタなものに挑戦してみたりする(これで気持ちが"重い"とか言われたら泣こう、わんわん泣いてやる) 1月31日 AM08:30 「…お前、また黙って来てたの?」 「うん、合鍵活用しちゃった!」 土曜日、合鍵を使ってコッソリと準太の家に潜入。欠伸をしながら部屋から出てきた準太にニッコリと挨拶をすると、呆れたような笑みを浮かべて、おはよ、と言って、ほっぺにちゅーしてくれた(あれ、準太ってこういうキャラだったっけ、いつからだっけ?)今はちゃんと実家で暮らしているから、一日中会うってことはあまりないけど、たまに泊めてくれる。私は朝ご飯を用意しようと思ってキッチンを借りることにした。 「うまい。」 「お粗末様です。」 「あ、俺今日昼まで家を出るけど、待っとく?」 「うん、準太がいいなら居座ってる!」 「じゃあ、待ってろよ…つか、泊まる?」 「うん、泊まる!」 「(相変わらず危機感ねーなの奴、生殺しだ俺)」 朝ご飯食べて、身支度をすませて、準太は"いってきます"と笑って私に手を振って出て行った。うわ、なんだか新婚さんみたいだ…と一人でニヤニヤしてしまう(その頃準太も同じだったなんてことは知るよしもない)私はもうすっかり慣れてしまった家のソファに腰をかけて、カバンから例のものを出す。準太の家でやる方がなんだかはかどりそうな気がしたの。寝る時間を惜しんで惜しんで、頑張って編んでる紺色のマフラー。 1月31日 AM11:45 「できた!」 やっとのことで出来上がった紺色のマフラー!完璧…とは言えないかもしれないけど、首に巻くには不足はないよ。編み目、抜けてないし、長さも多分ちょうどいいし!私はそれをもってまた思わず笑ってしまう。準太、準太、準太。どうしようもなく考えてしまって、愛しいと感じてしまうんだ。"誰がお前をフッたって?" "俺は、なにを言われても、なにをされても、を手放す気はありません。" "が好きだ"あの日からちょうど一年が経つんだよねぇ。あと二日で2月2日だ。想い出に浸っていると、チャイムが鳴った、準太が帰ってきたんだ!私は慌ててマフラーをカバンに隠した。 「おかえりなさーい、準太。」 「…ちゃんと相手を確認しろって言っただろ!」 ドアを開けてお出迎えしたら…怒られた。 1月31日 PM03:18 「…。」 「どうしたの、準太。」 「…大したことじゃない。」 「そう?」 「そう、大丈夫。」 「それならいいけど。」 3時のおやつもすんで、まどろんでいたら眠くなってしまったから、思わずソファにゴロンとなってしまった。それを見て、準太がなんだか固まっているようなので、不思議に思ったんだけど、なにもいいならいっか。今日はズボンだから、パンツが見えてるってこともないだろうし。 「(生殺し生殺し、でも相手はまだ純粋無邪気…)」 「じゅんたぁ?」 「(あー、もー)」 ちゅう なんだかいろいろ考えているような準太を見上げたら、上からいきなりチューされてしまった!思わずビックリして体を起こそうとしたら、見事に準太の頭とガッチンコしてしまって、無言で怒られた。ドッキンドッキン、バックンバックンしてる心臓。こんなに近くにいたら、心臓の音が聞こえてしまうんじゃないかって心配になってしまう。なんだか身構えていたら、準太のため息のようなのが聞こえてきて、ため息?と聞いたら、違うと言われた。でも、心なしかナヨナヨしてる? 2月01日 AM00:00 「おやすみ、準太!」 「…おやすみ、。」 「…。」 「(布団別でも同じ部屋で寝ても平気だし…まだ子ども)」 「…。」 「(俺が、襲う…とか考えねーのかな、って)」 「…。」 「なぁ、…。」 「…。」 「寝てるし!はえぇよお前!」 2月01日 AM02:03 「(ヤバイ、眠れねー)」 「…んん…じゅんたぁ…。」←寝言 「余計眠れねぇよバカ!」 2月01日 AM06:08 「…んん…あれ、じゅんた、早起きだねぇ。」 「まぁな(なんとか三時間くらいは寝れた…)」 「おはよぉ!」 ちゅ 「っっっ!だからお前はぁ!」 「え、え、え?ほっぺちゅーダメだった?」 「そうじゃなくて…あー、もういい…キスは、嬉しい。」 「?????」 2月01日 AM07:39 今日の朝ご飯はハムエッグトーストと温野菜サラダにしてみた。準太はペロリとたいらげた!いつもキレイに食べてくれるので、すごく嬉しい!いっそのこと今すぐ準太のお嫁サンになってみたい(なんてー!) 「ご馳走様でした!」 「ご馳走様でした。」 「準太、今日は三時から用事あるんでしょ。」 「あぁ、六時には帰るけどな。」 「じゃあ、二時くらいまでは遊べる?」 「そうだな、どっか行くか?」 「うん、映画見に行きたい!」 「いいよ。」 「やった!この間友達から…「。」 友達から貰ったパンフレットをカバンから出そうと後ろを向けながら話をしていたら、途中で名前を呼ばれた。なぁに、と振り向いてみると、準太と目は合わなかったけど、なにか言おうとしているのは分かった。 「今日も…泊まらないか?」 「うん!明日は二人の誕生日だしね、嬉しい!」 「あ、あぁ。」 「いっぱいお話しようね!」 「(無理だ、まだ俺はに手出せねー!)」 嬉しい!と私は声をあげたけど、準太はなんだか今にもその場に崩れてしまいそうな雰囲気を、一瞬だけ漂わせた気がした。なんでだろうか、最近の準太はおかしい(またお父さんになにか言われたんだろうか、いやそれはないか、今では大賛成だもんね)明日は学校があるけど、それでも大丈夫大丈夫!ここから学校まで近いもん、準太ともいっぱい会えるしラッキーだ! 「(この現状…慎吾さんにバレたら笑われるな、絶対)」 |